MAXIMA IIIに関するQ&A
- Q1.
- TypeDとTypeVの違いは?
- Q2.
- 試打比較に際して
- Q3.
- 低スピンモデルなのに
難しくないのか? - Q4.
- 適合モデルと高反発モデルの違いは?
- Q5.
- ロフト選びのポイントは?
- Q6.
- シャフト選びのポイントは?
- Q7.
- ビヨンドパワーは
どんなシャフト? - Q8.
- シャフト振動数について
- Q9.
- ウエイトビスについて
- Q10.
- なぜリョーマは高価格なのか?
Q1.TypeDとTypeVの違いは?
ヘッドの形状や構造は同じで、フェース角とロフト角のみ違っています。TypeDは上級者から初心者の方まで対応するフラッグシップモデルです。高弾道でつかまりが良くスライスをしにくい特性ですので、基本的にはTypeDを選択してください。
スクエアなフェース角と小さめのロフトを希望する方はTypeVを選択してください。
Q2.試打比較に際して
最大飛距離のみで比較すると、クラブ長さや芯に当たったかどうかで変わってしまいます。そのためラウンドでの使用を想定して、ミスヒットを前提にした平均飛距離や左右バラ付き(ボール分布)を比較してください。10発打った上位7発のデータなど、必ず「平均値」での比較を推奨します。ただし、練習場等に設置された計測器は飛距離を左右するバックスピン量が正確に計測できていないものがほとんどですので、ご注意ください。
Q3.低スピンモデルなのに
難しくないのか?
一般的な低スピンドライバーは「浅重心モデル」です。重心深度が浅いと、必然的にスイートエリアが狭くなることで、オフセンターヒット時の飛距離ロスが大きくなります。
マキシマIIIは 他にはない鍛造チタンヘッドです。特殊なヘッド構造によって低重心かつ深重心という相反する特性を両立しました。極低スピンと超広域スイートエリアを同時に実現した唯一無二のドライバーです。
Q4.適合モデルと
高反発モデルの違いは?
外観はモデル表示文字のみの違いです。クラブ完成品の仕様は同じですが、フェースの内部構造が全く異なります。TypeDとTypeVはR&AのSLE適合モデル、Special TuningはSLEルール適合外の高反発モデルです。
※市場にはCT値を謳うヘッドもありますが、CT値を高くするとバックスピン量が急激に増加することで、飛距離が出なくなります。Special Tuningは他にない高反発ヘッドで、主な市販球を用いた時に最大飛距離が得られるよう「反発係数とバックスピン量」を最適値に設計しています。
※弊社製品のフェース表面を研磨する高反発加工は全く意味がありません。スピン量が増えることで飛距離が伸びず、逆にフェース破損に繋がります。
Q5.ロフト選びのポイントは?
リアルロフトに近いため、一般的なドライバーよりもロフトが少なく感じます。しかし、低重心かつ深重心でさらにヘッド自体も変形するため、打ち出し角度は一般的なヘッドと同等になります。そのため、従来お使いのクラブと同じロフトをお選びください。
Q6.シャフト選びのポイントは?
標準のオリジナルTourADシャフトは、一般的なドライバーと比較した場合、同等もしくは若干硬めになります(他社シャフトの多くが軟らかめの設定であるため)。そのため、シャフト硬さは現在お使いの他社ドライバーと同じフレックスまたは1フレックス柔らかいものをご選択ください。また、ビヨンドパワーを含む純正シャフトは、全てグラファイトデザイン秩父工場で製造するリョーマ専用のTourADです。他のTourADシャフトと同等の素材を用いて、リョーマヘッドの性能を安定的に引き出すように開発されたシャフトですので、後にカスタムシャフトへのリシャフトは必要ありません。リョーマユーザーの95%の方がこの専用シャフトをご使用されています。なお、特注により最初から好みのカスタムシャフトを装着することも可能です(グラファイトデザイン、フジクラ、三菱、マミヤ等)。
Q7.ビヨンドパワーはどんなシャフト?
シャフトは柔らかいほどヘッドスピードが向上しますが、柔らかいシャフトほどインパクトのタイミングが合わせづらく、ボールが上がり過ぎたり引っかかったりしやすくなります。フレックス∞(無限大)のビヨンドパワーは柔らかシャフトでありながら、しなり戻りが極端に速いことでインパクトが合わせやすく、真芯ヒットの確率が大きく向上します。硬さの概念がない1フレックスシャフトで、速く振ると硬く重く感じられ、ゆっくり振ると柔らかく軽く感じられます。(ワッグルでは柔らかく感じるのに、振り下ろすと硬く感じます)
スイングのタイミングは一般シャフトと変わらないため、仮にドライバーがビヨンドパワー、アイアンが軽量スチールであっても全く問題はありません。
最近は他社から類似品のワンフレックスシャフトが多く出ていますが、元祖ワンフレックスシャフトはリョーマが業界で初めて提唱したものです。柔らかいのにねじれない、リョーマ独自の剛性分布で、他の番手と違和感なく打てることがビヨンドパワーの特徴です。
Q8.シャフト振動数について
当社では振動数の管理は行っていませんが、以下を目安にご検討ください。
振動数はバット側を固定した計測方法で、シャフト硬さの目安を表す数値です。ただしバット側の硬さに依存するため、必ずしもシャフト全体の硬度を示すものではありません。
Q9.ウエイトビス(別売)について
専用レンチを用いてお客様ご自身で交換することが可能です。ビス本体のレンチ穴は他社レンチとサイズが異なります。レンチ穴やネジ山が破損した場合は修理不可(有償ヘッド交換)となりますのでご注意ください。ビスはマキシマⅢ、マキシマF、マキシマUで共通しています(UTは赤色入ビスでも使用可)。
Q10.なぜリョーマは高価格なのか?
リョーマは決して高級品ではありませんが、他にはない「高機能クラブ」です。昨今のクラブは量産性やコストを重視するため、ほぼ全てが鋳造製法で作られています。コストダウンと短期での大量生産が可能なことがメリットですが、鋳造チタンは薄くとも0.8mmが限界であり、この板厚では厚過ぎてボディのバネ特性が得られません。リョーマのヘッドは全て鍛造チタン製です。チタン板材から熱間鍛造を繰り返すことで僅か0.3mmの薄さまで成形し、その全パーツを熟練工が手作業によるマイクロ溶接で完成させています。一般的な鋳造ヘッドの2倍以上のコストが掛かりますが、これがクラブの性能を最優先するこだわりの製造方法なのです。また、ビヨンドパワーを含む純正シャフトは、全てグラファイトデザイン秩父工場で製造するリョーマ専用のTourADです。他のTourADシャフトと同等の素材を用いて、リョーマヘッドの性能を安定的に引き出すように開発されたシャフトですので、後にカスタムシャフトへのリシャフト等は必要ありません。リョーマユーザーの95%の方がこの専用シャフトを利用されています。