フェアウエイウッドに関するQ&A
Q1.一般的なFWとの違いは?
① 誰もがスコアアップを目指せるというコンセプト
一般的なFWは飛ばすためのクラブではなく、例えば“180y”というように決まった距離を狙うクラブです。コスト面からステンレスやマレージング鋳造で作成されたもので、比重が重く、肉薄には出来ません。つまり、ロフト面が付いた「中空金属の塊り」でしかないため、ヘッドに特別な機能を持たせることが困難です。真芯を外した場合に、前後左右にボールが散らばるのを抑制する機能もありません。 RYOMA Fはドライバーと同じく、チタン合金を鍛造して作成しました。その内部構造は従来FWの概念をはるかに超えたものです。例えば3Wヘッドの総重量は他社と同じく約210gですが、極薄チタンボディのRYOMA Fは、わずか85gで作成し、125gもの余剰重量を確保しました。この余剰重量で高比重17タングステンの錘を随所に用いて、超広域スイートエリアと低スピン機能が実現したのです(特許)。RYOMA Fの「やさしさ」と「飛距離性能」が、従来FWとは次元が異なることはゴルファーの誰もが実感できるものです。
② スイートスポットとボールの重心が一致
一般的なフェアウェイウッド(FW)は、その素材や製法により自ずと重心が高くなり、ボールの重心よりもヘッドの重心の方が5〜8mmも高くなってしまいます。つまりティーアップしない限り、地面にあるボールをスイートスポット(SS点)で打つことは不可能なのです。このことは、ボールが地面にある場合とティーアップした場合での飛距離が異なることでもご理解いただけるでしょう。地面にあるボールを打つ場合は、SS点よりもかなり下側、つまり芯を外した場所でインパクトしているという事です。そのためインパクト時には大きなエネルギーロスが生じ、さらにヘッド後方が起き上がろうとすることでギア効果が働きバックスピン量も多くなります。飛球するボールはバックスピン主体で上昇することで飛距離ロスが生じ、さらに風に左右されやすい球質になります。しかしながらRYOMA Fでは地面にあるボールの重心とヘッドのSS点が一致しているため、インパクト時のエネルギーがそのままボールに伝わります。RYOMA Fから繰り出されたボールは球速が速く、バックスピン量が少ないことで、驚異的な飛距離を安定して出すのです。
③ 高初速かつ低スピンボール
一般的なステンレス製FWのフェース反発係数はCOR 0.7程度ですが、RYOMA Fはドライバー並みの反発係数COR 0.82です。ボール初速は平均2.0m/sアップし、バックスピン量は850rpmも減少します。RYOMAは地面にあるボールをヒットした場合でも、高打出し・高初速・低スピンの『棒ダマ』が自然に発生することで、「5wで3wの飛び」と「3wで5wのやさしさ」が実現されます。その球質、飛距離、曲がりの少なさが、従来FWと異なることは弾道を見た目だけでも十分お分かりいただけます。
※ 3番ウッドのバックスピン量
一般的なFW:3,300rpm〜4,500rpm
RYOMA F:2,500rpm〜3,000rpm
Q2.他社の飛距離追求型FWとの違いは?
他社の“飛距離追求型FW”は、スピン量を減らすため前方に錘をつけて重心を低くしています。 必然的に重心が浅くなることでスイートエリアが狭くなります。真芯ヒットした場合のスピン減少は期待出来るものの、スイートエリアが極端に狭くなることでミスヒット時の曲がりや飛距離ロスが大きくなってしまいます(ボールが上がらない、初速の低下、ボールのドロッブ等)。FWは使用頻度の少ないクラブですので、真芯ヒットの確率は誰でも低くなります。FW選びで重要なことはミスヒットに寛容であることです。ミスしても曲がらず飛ぶことが最大要件であることは言うまでもありません。RYOMA Fは低重心かつ深重心という他社にはない独自の機能(特許技術)により、飛びとやさしさを両立しています。
★3番ウッドのスイートエリア(ミート率1.40以上のエリア) ⇒ 他社FW比の約3倍!
Q3.F3は難しいのか?
一般的な3番ウッドはボールが上がりにくく、さらにスイートスポットが狭いため、十分なキャリーを出すことが難しくなります。従って、多くのゴルファーはロフトの多い4番ウッドや5番ウッドを選ばざるを得ません。
RYOMA Fではヘッドの性能で高い打ち出し角を得られるため、他社の4番や5番ウッドが打てる方であれば、RYOMAの3番ウッドは難なくご利用いただけます。
一般的なFWでは、5番-Rシャフトの販売実績が最も多くなっていますが、RYOMAでは3番-Rの出荷量が最も多いことが大きな特徴です。これは「やさしさ」から生ずる「飛び」を支持いただいているからです。
Q4.F2は難しいのか?
一般的な3番FWを難なく打ちこなせる方で、低めの弾道を希望される場合は“F2”をお勧めいたします。F2のロフト角は13度でありながら、一般的な3番ウッドと同等の打ち出し角度が得られます。
Q5.シャフト硬さ選びのポイントは?
RYOMAドライバーをお持ちのお客様は「同じ硬さ」または「1フレックス柔らかめ」をおすすめします。
例) 他社SRをお使いの方の半数の方には、Rをお薦めします。
5Sをお使いの方の半数の方には、SRをお薦めします。
Q6.フェアウェイウッドを上手く打つコツは?
FWが苦手なゴルファーの多くは、ソールを滑らせる払い打ちや、リーディングエッジでボールを拾う打ち方をイメージされている場合が多いようです。このような打ち方だとダフリやトップにつながり易くなります。
地面にあるボール打つには、FWでもアイアンと同様、ボールの先のターフを取るようなイメージで打つこと です。その場合、一般的なFWの場合はボールが上がりにくくなりますが、RYOMA Fでは自然に適切な打ち出し角とスピン量が得られるため、アイアンと同じ感覚で打つことが出来るのです。
Q7.ヘッド体積が大きいと打ちにくい?
ドライバーと同じようにヘッド体積は大きい方がやさしいクラブになります。しかし、一般的なステンレス鋳造のFWは、比重が大きくさらに肉厚になるためヘッド体積を大きくすることが出来ません。そのために多くは小ぶりのヘッドになっています。RYOMA Fはやさしさと飛距離を両立するため、パワースプリングボディを開発し、125gもの内部装置の重量を確保しました。ヘッド体積が大きいとラフからの抜けが悪いイメージをお持ちの方も多いようですが、“抜け”とはインパクト後の事象であり、飛びには関係ありません。ラフのボールを打つ場合、インパクト前にヘッドスピードが落ちるのではなく、ボールが飛び出す際に「ボールの先にある芝」の抵抗を直接受けてしまうことで初速と打ち出し角度が低下するのです。正しい打ち方はラフでもフェアウエーからでも同じです。払い打ちやボールを拾う打ち方ではなく、ボールにフェース面を直接ぶつけるイメージで打ち込むことが大事です。
ヘッド体積の大小によってボールの“抜け”が変わることはありません。また、RYOMA Fのソール接地面積(平らな地面にアドレスした時に地面に接する面積)は、リーディングエッジから長さ10mm×左右幅1mm程度であり、これは一般的なFWと変わりません。つまりアドレス時の投影面積が異なるだけなのです。RYOMA Fでは高初速かつ高打出しの弾道が発生するため、悪いライからでもやさしくボールをヒットすることが可能です。